中学生のときに図面を描く授業があって、自分が描いた図面が形になることの楽しさを知りました。そこから設計職を志すようになって、工業高等専門学校に進学。その後は大学で機械工学を学んできました。
就職してからは建機の本体フレームや家電の設計、パラボナアンテナなど、長野県内外でいくつか転職を経験しながら、自分が挑戦してみたいと思うさまざまな分野の機械設計をしてきました。
Career Interview
生涯続けたい設計職。40歳からの新たな挑戦
PROFILE
Y・Kさん
ICT機構設計部役職 担当課長
2019年 中途入社
工学部生産システム学科卒
開発分野の広いNJRCで新たな設計に挑み続ける
新卒で入った会社の発注先が長野日本無線だったというY・Kさん。プライベートで楽しんでいるバスケットボールサークルのチームにも長野日本無線の社員がいたりと、これまでにさまざまな縁がありました。
最初こそあまり乗り気でなかった転職を、40歳を過ぎてからなぜ決意したのか。その理由と、これから転職を考えている人に向けて「何を大切にするべきか」聞いてみました。
Q1設計職を志すようになった原点と、そこからの経歴を教えてください
Q2長野日本無線への転職を決めた理由を教えてください
長野日本無線には知り合いがいて、「こんな人財を募集しているよ」と教えてもらったのがきっかけでした。40歳を過ぎていたので、実を言うと、転職に対してあまり前向きではなかったんです。それでも声をかけていただいたことで、新しい分野の設計に自分が求められているように感じました。
性格的に飽き性なのか、普段からいろんな物事にチャレンジしてみたいという思いがあります。人生の半分を過ぎて、残りの人生はこれまでに培ってきたことを活かして新たなチャレンジをしてみるのも楽しいかな。そう考えて転職を決断したんです。
Q3転職の前後では、何か変化はありましたか?
長野日本無線は事業フィールドが広いので、新しい分野に挑戦できるという印象が、転職する前からありました。
前職から機械設計をしてきましたが、長野日本無線でも、半導体製造装置に組み込まれる筐体の設計をしています。
培ってきた設計の技術を活かしつつ、研鑽してきた設計者の視点をもちながら、電気に関する知識を深められるように、業務を通して日々精進しています。こういう経験ができるのも大きなやりがいです。
あとは、変化という話で振り返ると、大きな会社なので、最初のうちは人が多いなとおどろきましたね(笑)。
Q4これまで続けてきた設計職。その魅力とは?
なんでしょう...あらためて振り返ると、「何もないところから絵や図面を描き、それが実際に製品になること」でしょうか。自分が描いた線が形になって、世の中に出て、人の手に触れるのを見ると感動します。
その感動は、製品の大小に関わらない。ものづくりが好きな人には、やっぱりありますよね、自分の設計が形になるうれしさは(笑)。この仕事を続けられた理由でもありますね。
Q5仕事で心がけていることを教えてください
丁寧な仕事をするように心がけています。自分が考える「丁寧さ」とは、コミュニケーションをよく取って、独りよがりにならないことです。
図面を描くのは私ですが、実際につくるのは別の人じゃないですか。さらにつくった先には使う人がいます。なので、つくる人や使う人にきちんと意図が伝わることが、図面を描くということだと思うんです。どれだけ人のことを配慮できるか。そこに「丁寧な仕事」があると考えて、実直に取り組んでいます。
あとは資料の作り方にも同じことがいえると思います。いかに自分がやりたいことや伝えたいことを100%伝えられるか。それがもし20%くらいしか伝わらなかったら、上司やお客様も認めてくれないし、いい話も返ってこない。ひとりで完結できる仕事ではないからこそ、「丁寧であること」を大切にしています。
Q6他社と比べて「長野日本無線で働く魅力」は、どんなところにありますか?
私がいるICT事業部は、世の中に無い新しいものをどんどんつくっています。だから、常に新しいことに挑戦できることが大きな魅力です。
また、前職までは設計だけをしてきましたが、長野日本無線では生産まで携わることができる。ものづくりの0から10まで自分で確かめられるんです。当然大変な面もありますが、より良い設計者になるという意味では、メリットのほうが大きいと思います。
Q7長野で暮らす魅力も教えてください
やっぱり「自然」ですよね。子どもたちと一緒に何かする時間が好きなので夏ならキャンプ、冬は毎週のようにスノーボードをして遊んでいます。週末は野球やサッカーをする息子たちのために、平日よりも早起きしています(笑)。
子どもの健やかな成長を見守れる環境が整っているので、長野で暮らすのはいいですね。
Q8最後に転職を考えている人にメッセージを
転職をしようとしている人たちは、初めての就職活動時よりも目的が明確だと思うんです。たとえば「家族との時間を大切にしたい」「今より給料を上げたい」「納得できる仕事がしたい」「この街にいる理由がある」とか、その目的は人によっていろいろありますよね。だから、転職を通して本当に得たいものや目指したいものを明確にすることが、大切かなと思います。信念をしっかりもって、次の10年を見極められるといいのかなと思います。