Sさん:私の主な業務は、鉄道用無線システム装置の設計開発です。出社してまずは、期限の近い作業がないか確認しながら、1日のスケジュールを確認。8:30からの社内進捗定例会では、円滑に作業を進められるよう各自のスケジュールを共有します。
また週2回はお客さまとの進捗定例会もあります。打ち合わせなどがない日の主な業務は、設計書や報告書の作成、設計した基板の評価です。
Cross Talk
NJRCで未経験から設計スキルアップ
PROFILE
K・Gさん
情報通信技術部
情報技術グループ
2017年 新卒入社
(生産環境システム専攻卒)
J・Sさん
無線システム技術部
システム第一技術グループ
2016年 新卒入社
(工学部 電気電子工学科卒)
若手社員 × 若手社員が語る長野日本無線を
好きな理由まとめ
長野で〝社会に貢献できる開発設計〟に携われる
1年間のOJTで幅広い事業の仕事を学べて、先輩社員とマンツーマンで仕事を覚えられるので安心
一部の部品だけでなく、製品の最終形まで設計で関われる
幅広い分野の設計開発を展開しているので、高い専門性をもつ先輩それぞれの知識を蓄えられる
インターンシップに参加したら、会社の雰囲気のよさに惹かれました!
休日は長野の自然を満喫。キャンプ・BBQ ・温泉・スノーボードなどでリフレッシュ!
部門ごとの垣根が低く、コミュニケーションがとりやすい
社食と社員寮のおかげで、経済的な安心もあり、ワークライフバランスがいい
Q1今の仕事内容を教えてください。
Gさん:1日の流れは、おおよそSさんと同じです。私は大型の工作機に組み込む業務用マザーボードの開発をしています。マザーボードとは、パソコンを構成する主要な部品のひとつです。
Q2いつ頃から仕事を任されるようになりますか?
Sさん:1年目は先輩社員と作業を進めながら、実践を積み重ねていきます。仕事のコツや段取りを覚えてきた2〜3年目から、回路設計の一部を任されるようになりました。
実際にひとりでやってみると、トライ&エラーのくり返し。チーム全体への「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」を心がけながら、仕事の進め方をつかんでいきました。
あとは部門内の技術者教育や、希望すれば外部の技術セミナーにも参加できたり。そういったものを積極的に活用しながら知識を増やしていきました。
Gさん:そうですね。当社は事業のフィールドが広く、専門知識をもった先輩がたくさんいるので、わからないことは聞きながら覚えていきました。
キャリアを積んだ先輩たちも、わからないことはお互いに聞いて助け合っているので、相談しやすい社風が仕事のしやすさにつながっています。
Q3社会人1年目。戸惑ったり困ったりしたことは、何かありますか? またその経験から得た仕事のやり方があれば、教えてください。
Gさん:私もSさんも理系の大学を卒業していますが、設計の仕事はまったくの未経験。入社当時は専門用語が飛び交い、まったくわからなくて困惑したこともたくさんありましたよね。
Sさん:たしかに最初の頃は専門用語に戸惑いましたよね。私の場合、「先輩たちは忙しいから」と遠慮して質問できない時期がありました。かといって消極的すぎて覇気がないように思われるのでは? と悩むことも。このままではよくないと思って、相談したい時は事前に先輩にアポを取るようにしました。そうしたら、確認したいことも整理できましたし、先輩も限られた時間のなかで集中して教えてくださるようになって、相談しやすくなりました。
Gさん:きちんと時間をつくって、聞くことは重要ですよね。あと私は、大学時代に民間企業経験者の教授に言われた、経験者ならではのアドバイスを大切にしてきました。それは「わからないことは忘れる前にメモっとけ!」です(笑)。ほとんどの社員が未経験からのスタートなんです。自分なりに目標を立てて、わかるようになっていくのは、勉強と同じかなと思います。入社してからどれだけ貪欲になれるかが大切なんだと気づきましたね。メモをして知識が増えると、できることも増えていくので、仕事が楽しくなります。
Q4今まで一番達成感を味わったことは何ですか?
Sさん:監視制御装置の開発をした時ですね。何種類ものインターフェイスを使い分けて監視制御をおこなうので、それぞれのプロトコルを理解するのにとても苦労しました。はじめて自分で設計したので、なかなか思うように動かなかったり。基板を評価し、失敗と修正を繰り返して完成した瞬間は、「よしっ!」と思いましたね。回路設計者として必要な知識の幅を広げられたいい経験でした。
Gさん:はじめてひとりで設計をおこなった、歪センサ用制御基板の開発ですね。完成した時の達成感は今でも忘れられません。
もうひとつ、住宅に設置する機器の設計も思い出深いです。ある日、それが自分の住んでいたアパートにも使われていることに気づいて「自分の仕事が日常生活で役立っている」と実感。とてもうれしかったです。
Sさん:反対に私のつくっている製品は、人目に触れる機会が少ないんです。ある時、出張先でボロボロになるまで使われている弊社の製品を見かけて「長くきちんと使われているんだ」と、 自分たちが手がけたものに愛着が湧きました。
でもまだ入社したばかりだったので、思わずお客さまに「どんな風にしたいとかありますか?」と声をかけてしまったんです。そのあと先輩から「それを考えるのが自分たちの仕事だ」と叱咤激励をいただいて。ものづくりに向き合う真剣さを学んだ意義深い経験になりました。
Q5エピソードトーク〝教訓になった失敗談〟
Gさん:あるプロジェクトで、直前になって部品が揃っていないと判明。この時はとても焦りました。大慌てで部品メーカーに電話で相談。幸いにすぐに納品してくださることになり、救われました。関係会社や周りの人たちの助けがなければ、きっと納期に間に合わなかった。この失敗を教訓にして、日頃から部品メーカーやお客さまとのつながりを大切にしようと感じるようになりました。
Sさん:かなり落ち込んだ失敗談で、答えづらいですが...(汗)。ある基板設計のこと。いざ動かしたときに一部の回路が機能せず、上司に不具合を相談したところ、部品メーカーの推奨回路と違うと判明したんです。試作評価機だったので製造部や品証部の方にもご協力いただいてどうにか解決し、納期も間に合いましたが、基本的なミスだったので、立ち直れなくなりそうでした。
Gさん:その話は初耳でしたね。そこからどう乗り越えていったんですか?
Sさん:乗り越えるというよりは、「失敗は次の経験につながる」と信じて気持ちを切り替えました。幾度とシミュレーションを重ねても、ここは大丈夫と思ったところほどミスを見逃しがち。失敗を教訓に、ひとつずつ慎重に確認することを心がけるようになりました。
Q6長野日本無線でよかったことは何ですか?
Sさん:「地元の長野で地域に貢献したい」という志をもって入社を決めたので、仕事のやりがいは大きいです。また、設計開発・技術職の業界は、一部の部品やユニットのみだけという〝部分的生産に特化した企業〟が一般的。長野日本無線のように最終形まで設計に携われる会社って実は少ないです。だから設計開発に携わりたい学生にとって、とても魅力的な仕事だと思います。
Gさん:電気・機械・ソフトウェアなど幅広い知識を広げながら、受注から出荷まで一貫して携われる。これが一番の魅力だと思います。今でもわからないことはありますが、それでも幅広い知識とスキルを身につけられている実感があります。プロジェクトによって求められる製品が変わるので、毎回新たな挑戦をしているような感覚。絶えず新しい開発に挑戦していることが自分の背中を押しています。
Sさん:あと、入社前まではわかりませんでしたが、ひとつの仕事にはたくさんの人が関わっていることも、この仕事のやりがいです。仕事はひとりで抱え込まずにチームの力で進めるので、他部門の方たちと話す機会も多く刺激を受けています。
Gさん:そうですよね。それぞれの分野のプロフェッショナルから専門的な知識を学べることは、自分を成長させる大きな糧になっています。
リアル長野ライフTALK
休日の過ごし方
Sさん:長野県はどのエリアも豊かな自然に恵まれています。夏はコテージに宿泊しながらバーベキューをしたり、冬はスノーボードや温泉に行ったり。会社の人たちとも週1でバドミントンをしたり。夏には花火を観られる機会も多いので、四季折々の楽しみを味わえるのも魅力ですね。
Gさん:私は冬の時期に、仕事が終わってから近くのスキー場のナイターでスノボをするのも楽しみです。あとはジムに行って体を動かしてスッキリすることも。Sさんもジムに通っていますよね?
Sさん:私も体を動かすのが好きなので、仕事終わりにジムに行ったり。健康的な生活ができています。あとやっぱり、長野は空気がおいしい(笑)。リフレッシュして、仕事もプライベートもメリハリをつけて充実しています。
Message for Students
就活中の学生へメッセージ
Sさん:学生のうちは、どこの会社が自分に合っているかわからなくて、悔いが残らないようにたくさん悩んでいる人も多いと思います。でも、長野日本無線なら大丈夫。先輩社員がしっかりフォローしてくれる環境が整っていますから。
私もまったくの未経験からのスタートでしたが、安心して仕事に取り組めましたし、事業のフィールドも広いので、入社してから自分の好きなことや達成感、チームで仕事をする楽しさもみつけられました。長野日本無線なら、やりたいことがきっとみつかります!
Gさん:就活中は一生に一度の職業選択と思って、大学での学びをどれだけ活かせるか悩むこともあると思います。でも実際に入社してみると、就職してから楽しいことがたくさんあります。
学業よりも、自分ごとで考えて自分の成長を感じられる仕事は、学生までの学びとは違い、大きなやりがいとチームで仕事を積み上げていく楽しさに満ちています。少し先のなりたい自分を想像して、前向きに就活してみるのをおすすめします。