Cross Talk

入念に検証する特機設計の力が柱に

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PROFILE

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T・Uさん

特機応用技術部
第一技術グループ
2009年 新卒入社
(理工学部 電気工学科卒)

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Y・Yさん

特機応用技術部
第一技術グループ
2016年 新卒入社
(理工学系研究科 電気電子工学専攻卒)

中堅社員 × 若手社員が語る後輩から学んだ
仕事の教訓まとめ

勉強熱心にわからないことは主体的に調べて探究する

物事を柔軟に捉えて対応する

それでも解決しないときはまわりに具体的に相談する

質問の回答は理由も添えることで、回答する側の再認識にも役立つ

Q1双方の仕事ぶりで尊敬しているところを教えてください!

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Uさん:Yさんは設計経験がないところからスタートしましたが、とても勉強熱心。今ではさまざまな分野の設計を担当してもらっています。設計時はシミュレータを使って妥当性を確認してくれるなど、責任感をもって主体的に進めてくれるので、安心して任せられます。年齢が若いこともあって、物事をとても柔軟に捉えて対応している印象も受けますね。

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Yさん:ありがとうございます! 私は入社するまでプログラミングの経験がほとんどありませんでした。Uさんは気軽に質問しやすい雰囲気があるので、最初の頃はよく助けていただきました。もちろん今も変わらず、基板設計やFPGA設計で困ったときに相談しています。Uさんの教え方ってとてもわかりやすくて...そのコツも教えてほしいです!

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Uさん:心がけているのは、質問に対して回答だけではなく、その理由も合わせて返答するようにすることですかね。「なぜそうなるのか」を添えることで、質問者側の理解が深まるし、自分がもっている知識の再確認にもつながるかなと思っています。

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Yさん:たしかに。いつも細やかに教えてくださるので、とてもありがたいです。

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Q2特機はどんな仕事をしているのですか?

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Uさん:私たちの部署は、宇宙関連の仕事が多いですね。機密事項が多いので具体的なことは言えないですが、衛星搭載品の設計開発などですね。実際に宇宙航空研究開発機構〈JAXA〉に行くこともあります。基本的にプロジェクトはチーム全体で進めていきます。設計開発といっても制御、電源、筐体などいろいろな設計があるので、それぞれが専門に受けもって進めています。試作で1年、完成して宇宙に飛ばすまでさらに2〜3年はかかります

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Yさん:部署内にもいくつかチームがあって、私たちは「衛星チーム」にいます。チーム人数は4人と少ないですが、少数精鋭で専門性に特化して設計開発に取り組んでいるのです。

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Uさん:そうですよね。そのうち2人は管理職なので、実務的な部分を担っているのは、実は私たち2人なんです。仕事量は多いと思うこともありますが、ほかのチームの仕事にも転用できるところがあり、貴重な学びを得られます。
たとえば、特機の経験で得た対応力は、どんな分野の設計開発でも活かされます。衛星って壊れても、宇宙に直しにいけないじゃないですか。当然「壊れないものをつくってほしい」という要望を受けるので、厳しい規格や要望に応えてきた実績や経験、技術的な知識や見解が活かされるんです。

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Q3今まで最も達成感を得たエピソードがあれば教えてください。

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Yさん:はじめて衛星搭載品の基板設計をしたことです。先輩に助けていただきながら完成したときは、やっぱりうれしかったです。

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Uさん:私は、衛星のエンジン制御のコンポーネントが無事に出荷できたときです。短期間での開発でありながら新規要素がとても多かったんです。トラブルもたくさん生じて...それでもめげずに目の前の課題をひとつずつクリアしていきました。最終的に客先審査を終えて出荷となったときは、これまでにない達成感を得ましたね。

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Q4今までで最も大変だったプロジェクトはありますか? また、それをどのように乗り越えましたか?

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Yさん:先ほどの話につながりますが、衛星搭載品は宇宙で使用する製品なので、制約がとても多いんです。仮説と検証の連続で、それでもわからないことはいくつも出てきます。想定しながら設計開発をするので、いつも大きな課題を前になんとか乗り越えていく感じです。でも、先輩がいるのでひとりじゃない。だから、めげずに挑戦していけます。

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Uさん:私はもともと「衛星チーム」ではなかったんです。入社以来ずっとデジタル系の設計に従事してきましたが、あるときから「電源設計」を任されるようになりました。今までと違った分野なので知識がまったくなくて、ゼロからのスタートでした。
だからYさんと同じように、各分野のプロフェッショナルからアドバイスをもらいながら少しずつ覚えて、なんとかプロジェクトを遂行しているんです。課題を明確にして、まわりに相談しながら、主体的に進めていく力が活かされる仕事だと思います。

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Q5仕事で大切にしていることを教えてください。

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Uさん:問題の洗い出しをすることですね。私たちがつくるものは宇宙で使用するので、トラブルが生じてもすぐには直せない。だから、まず最初は過去にどんな問題があったのか調べて、予想されるリスクをくまなくリストアップ。問題になりそうな予測・想定を何通りも想像しながら検証していきます。経験的に大丈夫というのは客先審査会で通用しないので、一つひとつの問題をしっかり解決していくようにしています。

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Yさん:いろいろな人と関わりながら仕事を進めていくので、円滑なコミュニケーションを心がけています。「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」が大切です! ほかの製造現場と比べると納品までは長いけれど、そのなかで細かな納期がたくさんあるんです。管理職の方にスケジュールを調整してもらいながら、それに従ってスケジュールに遅れが出ないよう進めています。

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Q6仕事のやりがいや楽しさを教えてください。

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Uさん:長野日本無線の会社見学に参加したとき、それまで見てきたどの企業よりも働きやすそうだなと感じました。私の場合はとくに配属先に強い要望はなかったですが、宇宙関連の設計開発に携わらせてもらえるようになって、宇宙への興味を広げていくようになりました。何かしらの形で宇宙のことに関われているのは、とても大きなやりがいです。
Yさんは大学で宇宙について研究していたんですよね?

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Yさん:そうなんです。大学時代、〈JAXA〉との共同研究に参加していました。学んできたことを活かせたらと思って現在の部署に希望を出しました。
でも就活中に長野日本無線のホームページを見たときは詳細がなかったので、ここまで衛星に関わる仕事ができるとは思いもしなかったです。好きなことを仕事にできて、夢のようです。

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リアル長野ライフTALK
休日の過ごし方

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Uさん:子どもが2人いるので、休日は公園に出かけることが多いです。上の子はサッカー教室に通っているので、その練習を観に行くことも。私自身はあまり趣味はないんですが、子どもと過ごす時間が楽しくて。リフレッシュする楽しい時間になっています。

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Yさん:冬だったら自宅から1時間ほどの場所にあるスキー場に出かけて、スノーボードやスキーをしていますね。あとは野球も好きです。長野市内にいろいろなカフェがあるので、妻と巡って休日を過ごしたりも。家でテレビやYouTubeを観てまったり過ごす時間も好きですね。

Message for Students
就活中の学生へメッセージ

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Yさん:仕事を通じて多様なスキルを身につけられるのが魅力。社員が成長できるようさまざまな体制が整っているので、確実に自分の成長を高めていけると感じています。また、自分の設計開発が宇宙に関わっていると実感できるのも、このうえなく嬉しいですね。学生の頃は、長野日本無線の無線技術がこんなにも大きな世界のイノベーションを支えているとは、想像もしていませんでしたが、入社して本当によかったです。

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Uさん:長野日本無線は、仕事の分野が多岐にわたります。Yさんのように希望を出せば自分がやりたい仕事をすることもできます。一方で私のようにたまたま配属されたけど、興味が広がった人もいる。だから未経験でも大丈夫。研修やサポートがしっかりしています。何か挑戦をしたい人、ものづくりに関わりたい人におすすめしたいです。