Fさん:当社の事業は幅広く、それぞれ〝事業部〟として存在しています。そのすべての事業部の資材調達を担うのが、私が所属する「資材調達部」です。
事業部ごとにビジネスフィールドも製品も多種多様なので、扱う資材もまったく異なります。感覚的には5つの異なるカンパニーと仕事しているような感じです。
そんな幅広い事業理解が必要とされる資材調達部の仕事で大切なのは、安定的に資材を購入して製造部隊に供給すること。そして最も大切なのは、品質です。日々の業務内容は、発注、見積、コストダウン交渉、内容の精査と取引先との交渉、不具合対応、継続的な品質改善活動などが挙げられます。
Cross Talk
品質を守るバイヤーと信頼をつなぐ営業
PROFILE
Y・Fさん
資材調達部 資材調達グループ
2018年 新卒入社
(人文学部卒)
S・Kさん
中部支店
2020年 新卒入社
(経営学部卒)
事務職 × 営業職資材バイヤーと営業が語る
仕事の奥深い魅力
長野日本無線の幅広い事業フィールドを網羅。幅広い知識が身につく
ニュースで見る世界情勢と仕事が密接につながっているので、世界の動向にもアンテナが高くなる
上司や先輩、取引先の人など、さまざまな分野のプロフェッショナルから学んで、ぐんぐんスキルアップ
長野日本無線が関わっている製品は、日常生活のさまざまな暮らしを支えている。自分の仕事が安心・安全につながっていて、やりがいも大きい
Q1今の仕事内容を教えてください
Kさん:当社の営業部は、5つの事業部ごとにわかれています。さらに支店営業部もあって、私たちの中部支店では、自動車用部品や民生品の機器などを扱っており、私は電源装置などの営業に関わっています。
仕事の内容は、お客さまから注文を受けてオーダーを発行、コストの交渉、納期調整、不具合の対応など、注文から納品までの一連を担います。
ただ、私が入社した2020年は新型コロナの拡大時期とかぶってしまい、お客さまへの訪問や営業活動は思うようにおこなえませんでした。営業職としては少しイレギュラーな状況が続き、いかに先行きを見立てるか苦慮した場面も多くありましたが、その分やりがいも大きいです。
Q2長野日本無線を志望した理由を教えてください
Kさん:漠然とではありましたが、営業職への憧れがありました。自分の売り上げたものがきちんと数字として表れるので、わかりやすい。売り上げという目標が仕事のやりがいにつながると考えていましたね。
現在は、お客さまが設計されたものを当社工場で生産する生産委託の営業をしています。学生時代はどのような営業があるのかもわかっていなかったので、新しい発見や学びが多くて、楽しいです!
Fさん:私の場合は、合同説明会で長野日本無線を知り、興味をもちました。話を聞いて「資材バイヤー(資材調達)」という職種があることに、強く惹かれたんです。
Kさん:「バイヤー」と聞くと、服飾関係やBtoC向けの小売業などを思い浮かべそうですよね。
Fさん:そうですよね。私も「製造業にもバイヤーという仕事があるんだ」とはじめて知りました。防災やインフラ、宇宙などにも関わる長野日本無線の開発設計を、〝製品の大元になる資材のバイイングで支える〟。そんな仕事にワクワクしたんです。
Q3資材バイヤーと営業職。それぞれが抱く仕事のやりがいや魅力とは
Kさん:普段の生活で目にする当社の製品が、たくさんあること。中部支店は自動車製品に関わっていますが、その車を街で見かけると誇らしく思います。
入社する前は、こんなにたくさんの製品に、長野日本無線の技術が活かされているとは知りませんでした。「自分の仕事が私たちの生活を支えている」と実感できて、それが仕事の魅力になっています。
あと、未経験でも仕事を経験していくほどに、学びが増えることも、仕事の楽しさです。文系の学部卒業なので製造業について、ほとんど知識がありませんでしたが、仕事のなかで少しずつ覚えていけるので、安心しました。
Fさん:そうですよね、私も文系出身です。専門的な知識はなく、0からのスタートでしたが、仕事のなかで知見が広がっていって楽しいですね。
Kさんは、仕事で必要な情報をどうやって収集していますか?
Kさん:最初はやっぱり、上司や先輩、本社の皆さんや購入先の方、ときにはお客さまからも基礎を教えてもらうようにしてきました。
専門的なことは迷わず聞いて、業界の動向やニーズは仕事を通して理解するようにしてきました。だから、未経験でも大丈夫。もちろん、主体的に継続して学びを積み上げていくことを大切にしています。
Fさん:私も同じですね。資材バイヤーとしてお付き合いがあるメーカーは、60~100社もあるんです。わからないことは素直に「わからないので教えてください」と伝えて、その都度、勉強しながら地道に知識を蓄えています。
あと資材がないことには、社内での製造が進みません。いかに円滑に資材を調達していくか。そこにやりがいを感じています。
Q4仕事で大切にしていることは何ですか?
Kさん:営業職は、お客さまと技術職をつなぐ役割を担っています。限られた時間のなかで、いかに情報を〝正しく・はやく〟伝えられるかを大切にしています。間違った情報が伝わってしまえば、大きなミスにつながりかねませんからね。レスポンスのはやさも、その後のプロセスに大きく響くので、大切にしています。
Fさん:資材調達部の遅れで製造に影響があってはならないので、私もできるだけはやくレスポンスを返すように心がけています。毎日少しでも改善できるようにしたいと考えています。
Kさん:少しずつですよね。私はまだ経験が浅いので、不明な点があったら上司や先輩方、工場側の関係部署に逐一確認しながら進めるようにしています。時間がないからと省かず、正しい情報をお伝えできるように、しっかり確認してからお客さまに回答するようにしています。
Fさん:きちんと裏取りをする。「忙しくなると見過ごしてしまいそうなことこそ徹底」ですね。その積み重ねが信用につながっていくのかなと思いますよね。
それから、資材バイヤーの仕事で最も大切なのが、「適正な品質の資材」を「適正な価格」で「適切なルート」から購入すること。
私たちが仕入れたものは、製品の品質を左右するので、時には取引先の品質改善にも踏み込んで調整することも。その駆け引きが、製品の最終形に大きく影響するので、妥協はできません。
Q5他社とは違う長野日本無線ならではの特長は何ですか?
Fさん:やはり、多種多様な事業フィールドに触れられることだと思います。仕事を通して事業理解を深めて、ときにはまったく新しいフィールドを1から勉強していくこともあります。その連続が自分の成長と経験値になっていくので、大変なほどやりがいも大きくなりますね。
Kさん:私も同じように思います。車載部品や民生品、医療関係や国・県の公共インフラに活用される製品など。事業フィールドが広いこと。どれも生活に密接に関わる製品なので、社会に役立っている実感も大きいですね。
Fさん:そして、それをサポートしてくださる上司や取引先さま、お客さまがたくさんいます。すべてをひとりで抱え込むようなことはありません。製品が世に出て貢献するために、チームの一員として仕事をすることは、とても誇らしいことです。
リアル長野ライフTALK
休日の過ごし方
Kさん:プライベートではバンド活動をしているので、ギターを弾いて過ごしたり。ギターも「made in NAGANO」にこだわっていて、松本市に工場があるギタークラフトメーカーのエレキギターを愛用しています。長野から生まれるものづくりのよさにふれると、長野日本無線の仕事への想いも強くなりますよね。
Fさん:毎週木曜日の「無残業日」にはフットサルをしたり、休日に同期のみんなとキャンプやバーベキューを楽しんだり。私たちの同期はとても交流がさかんで、仲がいいんです。
それから、感染症の拡大がなかった頃は、大学時代の旧友と四国一周をしたり。ご褒美旅は、お互い社会人になったからこそできることで、仕事のモチベーションにもなっていますね。
Message for Students
就活中の学生へメッセージ
Fさん:資材バイヤーは、製造がスムーズに進むように資材を調達し続ける重要な役割を担っています。だから、これは営業職にもいえますが、イレギュラーを平常化させることが何より大切です。
たとえば2020年以降は、コロナ禍や自然災害の影響で半導体やプラスチック製品が入手困難になったり。こういう状況でも、品質を保つたしかな商流から、資材をバイイニングできるように常に準備しています。
「品質・価格・流通」のバランスを見極めることを、チーム全体で常に意識しています。
Kさん:原油高騰の影響でプラスチックが高くなったり。アメリカ大統領選の結果などでも、市場が大きく動きますよね。
Fさん:さまざまな情勢も見極めながら問題を解決していき、常に製造が安定的に進められる環境を生み出す。とてもやりがいのある仕事です。
Kさん:私たちの仕事は、世界の情勢と密接に関わっていますよね。広い視野が得られて、社会人としての成長も実感できます。生活を豊かにする長野日本無線の創造を一緒にサポートしていきましょう!